フォルムと仕上げの妙を楽しむ、南部鉄の照明
南部鉄器 釜定 照明 ペンダントランプ
盛岡市紺屋町にある釜定の店先には、今も南部鉄器製の吊り灯籠がぶら下がっています。
江戸時代には城下町盛岡のメインストリートとして栄えた紺屋町エリア界隈では、釜定製の吊り灯籠がいくつもぶら下がっていたそうです。
「吊り灯籠から漏れる柔らかな灯りのやさしさ・美しさを現代の生活に」
釜定の南部鉄器製ペンダントランプはそんな想いから生まれたお品です。
「形はできるだけ単純にして鉄の素材そのものの力を訴えたい」という考えのもと、フォルムはいたってシンプルに。
そこに鉄でなくては表現できないテクスチャーを施すことで「南部鉄器でしか作ることができない」新しい照明が生まれました。
南部鉄器づくりにおいて鋳肌の質感を決める作業を「肌打ち」と呼びますが、この肌打ちの工程もデザイン作業のうち。
温かみを感じさせるドームには凹凸が目立つ肌仕上げを。
自然の造形に範をとったカルサは主張の少ないさらりとした仕上げで特徴的なフォルムを生かしつつ、光の当たり具合による濃淡が出やすいように。
より抽象的な雰囲気のコーンは、梨地のような仕上げでモダンな印象をさらに強めます。
谷崎潤一郎は『陰翳礼讃』の中で「陰翳、そして陰翳の中でこそ本来の魅力を放つ品々(沈金・羊羹etc)」に日本の伝統的美意識を見出しました。
暗闇の中に浮かぶ鉄器の質感、そしてそこからこぼれる灯りの美しさは、和の美学に根差しながらも現代的で、わたしたちの日常生活をやさしく照らします。
釜定 照明 コーン | | 釜定 照明 コーン 上から見た形状 |
抽象的な雰囲気のコーンには、凹凸の少ない梨地のような仕上げを施しモダンな印象をさらに強めます | | フォルムと仕上げの妙をお楽しみ頂けます |
コードの長さにご指定がない場合700mmにてお送りさせて頂きます | | 試行錯誤を重ね、最も美しい形を追求し製作されています |
釜定では時代に即した南部鉄器の在り方を探求し続けています | | 昔ながらの製法を守りながら、現代に馴染むモダンなデザインを発信し続け、日本の伝統文化を支えています |
接続部分は引っ掛け シーリングとなっております | | 形状がシンプルな分コーディネートもしやすく、様々なシチュエーションでご利用頂けます |
■シェードがほんの少しだけ傾いて見える場合がございますが、個体差によるもので良品となります。
■南部鉄器製のシェード部は1点1点手作業で仕上げられる手仕事品です。形状や表面の質感などには多少の個体差がございます。
■コード長の変更(カット・延長)をご希望の場合にはご購入時に備考欄からご相談下さいませ(商品代金のほかに作業費等が発生いたします)。
■手仕事品の特性上、予定している納期より大幅にお時間を頂く場合がございます。その際には個別にご連絡させて頂きますが、予めご理解のうえお買い求めくださいませ。
■汚れが気になる場合にははたきを掛けるか乾いたふきんで拭き取ってください。水濡れは錆の原因となります。
ブランド : 釜定|kamasada(Japan)
サイズ : カルサイト/203×197×H95mm、ヘミスフィア/φ160×H95mm、コーン/φ180×H90mm
重量 : カルサイト/約1.3kg、ヘミスフィア/約1.3kg、コーン/約1.6kg
コード長 : 70cm(ファブリックコード、ブラックのみ)
材質 : 鋳鉄、黒漆仕上げ
仕様 : LED電球色40W相当×1付属、推奨60Wまで
生産国 : Japan(morioka,iwate)