現代の生活に、日常を飾る床の間を
内田繁 ART SHELF

今では和風の住宅が少なくなり、本格的な和室は温泉旅館くらいでしか見たことがない、という若い方も多いかもしれません。
昔はどの家にも和室があり、そこには「床の間」が用意されていたものです。

南北朝時代にはその原型が存在していたとされる「床の間」は、元々仏具や仏画を飾るためのスペースとして生まれました。
その後、床の間は室内の最も象徴的な場所として、掛け軸や置物、生け花が飾られるようになります。
執り行われる儀礼、季節やその日の天気、家主・客人の嗜好にあわせて折々に床の間を飾る慣習は、「ハレとケ」「おもてなし」「変化を楽しむ」といった日本的な感性を背景に長く親しまれてきました。

インテリアデザイナー内田繁のART SHELFは「現代の生活にも床の間を」というデザイナーからの提案です。
小さな棚を1つ用意すればそこは「現代における床の間」。
季節の草花やお気に入りの置物、思い出の品を折々にセレクトして飾るためのスペースが生まれます。

春には菜の花を生け、夏には涼し気な青磁を飾る。
初雪の降った日には六花を思わせるガラス器を並べ、旧友が遊びに来る日には一緒に買った思い出の品を置く。

そんな風にART SHELFを飾ることで日常に変化が生まれ、毎日の生活を少し豊かに過ごせるはず。
そして「折々に飾り付けを考える」という行為は、季節や天候、客人や自分自身に意識を向け、その声に耳をそばだてるということでもあります。

幾何学的な形態と自由な色彩の組み合わせが美しいART SHELFは、その存在そのものがオブジェのようでもあります。
たまに何も飾らない時でもお部屋の象徴として美しい存在感を放ち、いつものインテリアに新しい意味を付け足してくれるはずです。







 

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■壁面への設置にはビス留めが必要です。石膏ボードに設置する際には必ずビスを下地まで打って頂くとともに、重量物をお載せになるなど強度を必要とされる場合には、別途アンカーをご使用ください。
■本品の設置はお客様ご自身の責任で実施して頂きますようお願いいたします。
■本品の設置にはインパクトドライバーが必要です（必須ではございませんが、手動のドライバーでの設置は非常に困難です）。また、ビス間の距離や水平等はご自身で計測して頂く必要がございます。
■メーカーで欠品いたしますと納期に長くお時間を頂く場合がございます

デザイナー : Shigeru Uchida｜内田繁
サイズ : W450×D225×H180mm（約2.6kg）
素材 :MDF