ポストモダンの息吹を纏った木製テーブルウェア〜幻のアイテムが今、甦る
ALESSI Ettore Sottsass TWERGI Canister 750ml|アレッシィ エットレ・ソットサス キャニスター
建築家・デザイナー エットレ・ソットサスは1950年代にオリベッティ社のデザインコンサルタントに就任。
1976年にアレッサンドロ・メンディーニらとデザイナー集団「スタジオ・アルキミア」を、1981年には再び「メンフィス」を設立(-1988年)し、ポストモダン・ムーブメントを牽引する存在に。
画一的な機能主義を否定し、装飾の価値を再発見したメンフィスの活動は、世界中で大きなムーブメントを巻き起こしました。
話は変わり、メンフィス解散の翌年となる1989年、イタリアのデザインブランドALESSI(アレッシィ)社は1865年創業の老舗木工メーカー PIAZZA BATTISTAを傘下に収め、イタリア北部の方言で「妖精」を意味する「TWERGI(トウェルジ)」と名付けた木製テーブルウェアブランドをスタートさせます。
ソットサスも同ブランドに参加し数々の製品を手掛けましたが、90年代後半にはALESSI社がTWERGIを吸収。
ソットサスがTWERGIに残した作品もほどなくして廃番となり、長らくファン垂涎のアイテムとなっていました。
事態が変化したのは2021年。
同年に設立100周年を迎えたALESSI社は、ファンからの要望が多かったTWERGIのシリーズを復刻生産することを決定します。
ソットサスがTWERGIのために手掛けたセンターピースやミル、キャニスター等が、ALESSI社のカタログに再びラインナップされることとなりました。
時代の変化を受けFSC認証を受けたサスティナブルな木材を使用し、環境にも人体にもやさしい溶剤不使用の水性塗料を使用しています。
丸・三角・四角を積み木のように組み合わせたフォルムとポップなカラーの組み合わせが特徴的なTWERGIのソットサス作品。
そのデザインは、ソットサス自身が1950年代に陶磁器メーカーBitossi社のために手掛けた花器・センターピースを思い起させるもの。
同時に、大胆なデザインと木の温かみ・熟練の職人技とのコンビネーションは、それまでのソットサス作品以上に人間味に溢れ、親しみの湧くデザインとなっています。
前衛的で大衆を挑発するかのようなデザインの背後に、デザインの力、そして人生そのものを全肯定する温かな視点が見て取れるのがソットサス作品最大の魅力。
アレッシィのTWERGIシリーズも、アートのような佇まいながら決してシリアスにならず、食卓に微笑みを運んでくれるはずです。
■木部は固く絞った柔らかい布でお手入れして頂き、日陰でよく乾かしてからご使用ください。木部を濡れたまま放置いたしますと変色や傷み、カビが発生する原因となります。
■IH・オーブン・電子レンジ・食洗機には対応しておりません。
■メーカー在庫欠品時にはお届けまでに長くお時間を頂く場合がございます。(3〜6ヶ月程度)
■海外からの輸入品となるため、国内に入荷するまでの過程で箱に潰れや破損が生じる場合がございますが良品扱いとなります。
■出荷は平日のみとなります
ブランド : Alessi|アレッシィ(Italy)
デザイナー : Ettore Sottsass|エットレ・ソットサス
サイズ・重量 : φ120×H170mm(750ml)、680g
カラー : Yellow&Black&Red、Yellow&White&Black、Yellow&Red&Pink
その他 : IH・オーブン・電子レンジ・食洗機 非対応
素材 : ガラス、ブナ