岩手の磁器、てまるは美しい福祉食器です

岩手県の工房で作って頂いる　てまるの菱鉢は、岩手県生まれのユニバーサル食器です。「てまる」シリーズの磁器碗を制作しているのは岩手県に工房を構える大沢和義さんです。もともとユニバーサルデザインに興味があり、福祉食器の大きく変形した形を見て、「ろくろで作ることができるもっと美しい福祉食器を作ろう」と考え、この「てまる」プロジェクトを始めました。微妙な角度や大きさを調整しては作り直し、今の形になりました。てまるの器はすくいやすいのが特徴です。器にすくいやすいための「かえし」がついているからです。食べるときは良くても洗うのが大変そうに思いますが、意外にスポンジがしっかり入り、洗いやすい形でもあります。また、大沢さんの器は軽く指ではじくと、とても綺麗な良い音がします。磁器は、粘土の成分が熱をあてられるとガラスのようになるのですが、大沢さんはよりガラスの成分に近い粘土を使っているため、高く澄んだ音がするのです。

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てまるプロジェクトについて

岩手県ではじまった「てまるプロジェクト」とは食器を選ぶことができない福祉の食生活環境を、一般の社会と変わりない、自分の好きな食器で食事を楽しむことができるものに変えていきたいと考えて活動しています。普段何気なく使っている食器は、料理を盛ることを目的として作られています。食事をするための道具なので、食器は使いやすいものでなくてはなりません。一方、福祉の世界では、不自由を補うという役割を持っている介護食器(自助具等) を良く使います。介護食器は一般食器よりも使いやすくなければなりません。実際に世の中で販売されている介護食器は、すくいやすさや持ちやすさなどに応じて形を大きく変え、とても使いやすく、食べやすい食器になっています。しかし、食事の時間というのはそもそも、ただ栄養を取るための時間ではありません。おいしい料理を味わい、家族や友人たちとの会話などを楽しむ時間です。食器はその楽しい時間を作り上げる要素の一つであり、料理をおいしく見せる（実際においしくさせる）ことが食器の役割でもあります。世の中には、楽しさ、美しさを持った食器がたくさんあり、自分の好きな食器を選ぶことができます。しかし、福祉の世界では残念ながら、一般食器ほど自由に好きな器を選べる状態ではありません。「てまるプロジェクト」のメンバーは、食器を選ぶことができない福祉の食生活環境を、一般の社会と変わりない、自分の好きな食器で食事を楽しむことができるものに変えていきたいと考えています。介護食器として、一般食器よりも使いやすく、一般食器と同じ（もしくはそれ以上に）美しく、質の高い日常食器を作って広めること。そして、介護食器と一般食器のデザイン的な垣根、流通の垣根をとりはらい、介護食器を必要とする人が、一般食器と同じように自由に街のお店で好きな食器を買うことができる環境にすること。そして、全ての人に"美味しい"を。それが、てまるプロジェクトの目標です。

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design Kazuyoshi Osawa 大沢和義
寸法※Φは最も膨らんでいる部分のサイズ
3.5寸：Φ10.5×H4cm　￥1300
4寸：Φ13×H5cm　￥1600
5寸：Φ15.5×H6cm　￥2300
材質：磁器

made in Japan（Iwate）


有料ラッピングのみの対応となります



メーカーで欠品の場合はお待ちいただくことがございます(納期は追ってご連絡差し上げます)

＊出荷は平日のみとなります